企画展 「羅漢《らかん》・役行者《えんのぎょうじゃ》・行基《ぎょうき》-山の修行者の系譜-」
〔説明〕
これは、A4縦 両面カラーのチラシです。
〔説明終わり〕
発行 堺市博物館 2024年
テキスト化凡例
1 オモテ面とウラ面があります。
2 テキスト化の際に加えた説明は〔〕(亀甲かっこ)で囲んでいます。
3 ルビは《》(二重山かっこ)で囲んでいます。
4 写真は【】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
5 コピーライトマルシーは(C)と記して、ルビを付けています。
テキスト化凡例終わり
〔オモテ面〕
企画展 羅漢《らかん》・役行者《えんのぎょうじゃ》・行基《ぎょうき》-山の修行者の系譜-
RAKAN EN-NO-GYOJA GYOKI
-The Genealogy of the Practitioners in the Mountain-
2024年11月23日[土・祝]~12月22日[日]
開館時間:9時30分~17時15分(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般200円(160円)高大学生100円(70円)小中学生50円(30円)
11月23日[土・祝]・11月24日[日]は、「関西文化の日」のため無料でご観覧いただけます
*()内は20名以上の団体料金
*堺市在住・在学の小・中学生は無料
*堺市在住の65歳以上および障害がある方は無料(要証明書)
【写真6枚】〔向かって右から時計回りに〕
1.国重要文化財「木造大日如来坐像《もくぞうだいにちにょらいざぞう》」1躯《いっく》(河内長野市、岩湧寺《いわわきじ》蔵)
〔説明〕
木で彫られた如来坐像です。チラシ中央に、黒色を背景に如来像の腰から上部分を斜め左前側から陰影をつけて大きく映しています。両肘を曲げて正面で組む手は、伸ばした左手の人差し指を、上に重ねた右手で包み込むようにして智拳印を結んでいます。
〔説明終わり〕
2.「木造蔵王権現立像《もくぞうざおうごんげんりゅうぞう》」1躯《いっく》(中区・海岸寺《かいがんじ》蔵)
〔説明〕
上半身は裸で、腰に巻く衣は膝丈で、開いて立つ足が見えます。全体が薄墨色で、右手は腰に当て、左手には身長と同じくらいの高さがある杖を持っています。杖の先の飾りと、額の飾り、首飾りは金色です。
〔説明終わり〕
3.「行基《ぎょうき》菩薩十三歳像」1幅のうち(部分、中区・華林寺《けいりんじ》蔵)
〔説明〕
顔部分を円形に抜き出しています。カラーで、13歳の少年の白い顔、黒い髪の毛とその髪を両耳の上で結ぶ赤い紐が鮮やかです。
〔説明終わり〕
4.堺市指定文化財「法起菩薩曼荼羅図《ほっきぼさつまんだらず》」1幅のうち役行者《えんのぎょうじゃ》(部分、南区・高倉寺《たかくらじ》蔵)
〔説明〕
顔部分を円形に抜き出しています。カラーですが、鮮明ではありません。年老いて眉間に大きくしわを寄せ、口を歪めて開き、斜め上をにらんでいます。
〔説明終わり〕
5.貝塚市指定文化財「釈迦三尊十六羅漢像《しゃかさんぞんじゅうろくらかんぞう》」19幅のうち(部分、貝塚市・吉祥園寺《きっしょうおんじ》蔵)
〔説明〕
左横顔を円形に抜き出しています。カラーですが、顔の部分で本紙が横に2筋白く剥落しています。坊主頭に太い眉、赤い唇で、少し顎を突き出すようにしています。
〔説明終わり〕
6.背景:国重要文化財「十六羅漢《らかん》像」16幅のうち(部分、南区・法道寺《ほうどうじ》蔵)
〔説明〕
十六羅漢《らかん》像の様々な部分が薄紫色の濃淡で、チラシ全体の背景として使われています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
堺市博物館
SAKAI CITY MUSEUM
〔ウラ面〕
人里離れた山林は俗塵《ぞくじん》から離れた清らかな地として仏道修行の場となりました。
本展では仏教美術の優品を中心に山林修行に励んだとされる羅漢《らかん》、役行者《えんのぎょうじゃ》、行基《ぎょうき》に焦点を当て展示します。
第1章 役行者《えんのぎょうじゃ》と修行の山
飛鳥時代の伝説的な人物である役行者は、葛城修験《かつらぎしゅげん》や大峯修験《おおみねしゅげん》を始めたとされます。堺市内のゆかりの仏像・仏画や、葛城修験《かつらぎしゅげん》の霊場・岩湧寺《いわわきじ》(河内長野市)の仏像を展示します。
第2章 山林修行者としての行基
池や橋の築造など、社会事業で知られる奈良時代の僧・行基《ぎょうき》について、南北朝~江戸時代に描かれた肖像画5点を展示し、山林修行者としてのイメージを探ります。
第3章 仏弟子・羅漢《らかん》
釈迦の涅槃《ねはん》後(没後)に仏教を護ることを託された羅漢は、山林などで修行する姿で描かれます。法道寺《ほうどうじ》(南区)と吉祥園寺《きっしょうおんじ》(貝塚市)の十六羅漢像全35幅に取り囲まれる圧巻の展示空間を実現します。
[関連イベント]〔2つあります。〕
1.学芸講座
講師:当館学芸員
日時:12月14日(土)14時~15時30分
参加費:無料、ただし展示場内への入場は要観覧料
定員:80名、当日先着順
会場:博物館ホールおよび展示場企画展コーナー
2.展示解説
日時:12月8日(日)、12月21日(土)各日14時~(約45分)
参加費:無料、ただし要観覧料
定員:各日20名、当日先着順
会場:展示場企画展コーナー
【写真4枚】
1.国重要文化財「木造大日如来坐像《もくぞうだいにちにょらいざぞう》」平安時代 河内長野市・岩湧寺《いわわきじ》蔵
〔説明〕
無地白色を背景に、オモテ面の木造大日如来坐像の全体を正面から映しています。明るく薄い茶色で、足元は更に白く見えます。
〔説明終わり〕
2.「行基《ぎょうき》菩薩十三歳像」江戸時代 中区・華林寺《けいりんじ》蔵
〔説明〕
オモテ面の行基菩薩十三歳像の全身を映しています。松の木立《こだち》のなかに据えられた台座に行基《ぎょうき》が胡坐《あぐら》姿で座っています。長く伸ばした黒い髪の細い束を両耳の横で赤い紐でくくっています。白い着物に、青い縁飾りとベージュ地に赤や青、緑がちりばめられた模様の袈裟を重ね、肘を曲げて掲げる右手には薄緑色の如意を、膝元に下した左手には数珠を提げています。行基の左側には机が置かれ、机の上は赤色で、煙の立ち昇る金色の香炉や草花を活けた水色の花瓶が載っています。
〔説明終わり〕
3.「木造前鬼像・後鬼像《もくぞうぜんきぞう・こうきぞう》」江戸時代 東区・野尻町内会蔵
〔説明〕
跪座《きざ》のまま右手に壺のようなものを持つ前鬼像《ぜんきぞう》と、跪座から左ひざを立て、左手に斧を持つ後鬼像《こうきぞう》です。どちらも、身に着けているのは首回りの飾りと腰布だけで、大きなおなかが目立ちます。色は薄く、縦にひびが入っています。
〔説明終わり〕
4.国重要文化財「十六羅漢《らかん》像」16幅のうち6幅 南北朝時代 南区・法道寺《ほうどうじ》蔵(上段左 第一尊者、上段右 第二尊者、中段左 第三尊者、中段右 第四尊者、 下段左 第五尊者、下段右 第六尊者)
〔説明〕
横に2枚、縦に3枚、合わせて6枚のカラーの絵が並んでいます。一枚に一人ずつ、第一尊者から第六尊者をそれぞれ中心に、そばに控える天人や異国風の人物、獅子や猿などを描いています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
次回予告
2025年1月7日(火)~ 3月2日(日)
企画展「堺のくらし大百科」
堺市博物館 SAKAI CITY MUSEUM
〒590-0802
堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL:072-245-6201 FAX:072-245-6263
HP https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/ 〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット シティー シーアイティーワイ ドット サカイ エスエーケーエーアイ ドット エルジー ドット ジェイピー スラッシュ カンコー ケーエーエヌケーオー スラッシュ ハクブツカン エイチエーケーユービーユーティーエスユーケーエーエヌ スラッシュ》
〔Facebook〕https://www.facebook.com/sakaishihaku/〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット フェイスブック エフエーシーイービーオーオーケー ドット シーオーエム スラッシュ サカイシハク エスエーケーエーアイエスエイチアイエイチエーケーユー スラッシュ》
堺市博物館 公式キャラクター サカイタケルくん〔甲冑を着たサカイタケルくんのイラストがあります。〕(C)《コピーライト》YABUUCHI Satoshi
交通案内
電車:JR阪和線「百舌鳥」駅下車 約500m
バス:南海高野線「堺東」駅から南海バス(140系統で約10分)、バス停「堺市博物館前」下車約280m
駐車場:大仙公園第3駐車場(仁徳天皇陵古墳東南・有料)
駐輪場:堺市博物館出口側にあり(利用無料)
【地図】
〔説明〕
大仙公園内にある、堺市博物館への交通案内地図です。
JRと南海高野線が交差している三国ヶ丘駅から、JRで和歌山方面の次の駅が「JR百舌鳥」駅です。
百舌鳥駅の西側から「御陵通」を西へ行くと、南側に「大仙公園」があり、北側は「仁徳天皇陵古墳」です。
仁徳天皇陵古墳側に有料駐車場と百舌鳥古墳群ビジターセンターが並んでいます。仁徳天皇陵前に、バス停「堺市博物館前」があり大仙公園入口です。
御陵通を西に進むと「大阪和泉泉南線」、「国道26号線」と交差しています。
〔説明終わり〕
【地図終わり】
以上で、堺市博物館 企画展「羅漢・役行者・行基-山の修行者の系譜-」のテキスト化を終わります。
製作 堺市健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 テキスト化堺
製作完了 2024年11月