企画展「近世堺の豪商 米屋甚兵衛《こめやじんべえ》の家業と文化」
〔説明〕
これはA4縦 両面カラーのチラシです。
〔説明終わり〕
発行 さかい利晶の杜 2024年
テキスト化凡例
1 オモテ面とウラ面があります。
2 テキスト化の際に加えた説明は〔〕(亀甲かっこ)で囲っています。
3 ルビは《》(二重山かっこ)で囲っています。
4 写真は【】(墨付きかっこ)で囲っています。
テキスト化凡例終わり
〔オモテ面〕
企画展「近世堺の豪商 米屋甚兵衛の家業と文化」
〔会期〕令和6年11月2日(土)-令和7年1月13日(月・祝)
時間 9:00~18:00(最終入館17:30)
休館日 第3火曜日(11月19日・12月17日)、年末年始(12月29日~1月3日)
会場 さかい利晶の杜 企画展示室
観覧料 大人300円、高校生200円、中学生以下無料
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券でご覧いただけます。
※障がいのある方とその介助者、堺市内在住65歳以上の方は無料
主催 堺市
【写真2枚】
〔説明〕
1 清酒醸造所引札《せいしゅじょうぞうじょひきふだ》、近代(明治以降「米谷」姓を使用していた時のもの)[堺市博物館蔵]
中央上に「商標」と書かれ、その下に「八千世《やちよ》」と書かれた菰樽が描かれています。それを挟んで右側には縦書きで「清酒醸造所《せいしゅじょうぞうじょ》」、左側には同じく縦書きで2行にわたり「泉州堺宿院町西二丁 米谷甚三郎《こめや じんざぶろう》」と書かれています。その周りを囲むように紙の縁に沿って、赤い花をつけたつる草が描かれています。
2 趙陶斎《ちょうとうさい》『蘭亭序屛風《らんていじょびょうぶ》』右隻《うせき》、天明4年(1784)米屋甚兵衛家旧蔵[堺市博物館蔵]
屏風の6枚の面に、それぞれ3行ずつの漢詩が書かれています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
さかい利晶の杜 Sakai Plaza of Rikyu and Akiko
〔さかい利晶の杜の文字の前に正方形のロゴマークがあります。四角の中にアルファベット大文字でSAKAI RISHO NO MORIと書いてあります。〕
〔ウラ面〕
企画展「近世堺の豪商 米屋甚兵衛の家業と文化」
堺宿院は、近世都市堺の商業の中心地でした。現在のさかい利晶の杜の敷地内には、豪商米屋甚兵衛《こめや じんべえ》が店を構え、米甚《こめじん》の通称で酒造業を営んでいました。建物は80年前の昭和19(1944)年、第二次世界大戦下の建物疎開で取り壊されましたが、当館の観光案内展示室のジオラマ模型にその姿が再現をされています。
米屋甚兵衛《こめや じんべえ》の酒は「八千世《やちよ》」の銘柄で知られ、廻船で北陸地方などへも運ばれています。商いで得られた富は金融などで増やされ、その富は堺の文化を育むことへも向けられました。18世紀の儒者・書家として知られた趙陶斎《ちょうとうさい》(1713~1786)は、堺の商人たちの援助をうけ58歳から堺に留まり創作活動に励み、その書画が米屋甚兵衛《こめや じんべえ》のもとに多く残されました。
堺市博物館は、戦災を免れた米屋甚兵衛の史料と書画を多数所蔵しています。本展では、ゆかりの地である宿院のさかい利晶の杜にそれらを展示し、米屋甚兵衛《こめや じんべえ》の家業と文化の一端をご紹介します。
華々しい中世都市堺に比べて、静かなイメージの近世都市堺ですが、そこには平和で安定した生活を営む町衆が暮らしていました。一攫千金の夢はなくても、多くの人たちが平安と繁栄を享受する成熟した社会が実現していました。米屋甚兵衛《こめやじんべえ》の家業と文化をとおして、近世都市堺の魅力に触れていただければ幸いです。
【写真】
米甚《こめじん》外観(取りこわし前の姿)[堺市立中央図書館蔵]
〔説明〕
左右に延びる線路のそばに建っている大変大きな米甚の屋敷です。白壁の蔵があり、高い煙突からは煙が立ち上っています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
【写真2枚】
〔説明〕
1 酒造鑑札《しゅぞうかんさつ》(表)[堺市博物館蔵]
上辺が山型になった縦長の鑑札です。中央に酒造米高などが書かれて割り印が押され、右には住所と屋号、左には年号が書かれています。
2 趙陶斎《ちょうとうさい》『いろは屏風』天明3年(1783)[堺市博物館蔵]
見開き2枚にわたり、右には「いろはにほへとち りぬるをわかよ」左には「たれそつねならむ」から、いろは歌全文が仮名文字で書かれています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
〈関連イベント〉〔3つあります。〕
1 当館学芸員による学芸講座「近世堺-持続可能な都市社会-」
日時:11月30日(土)14:00~15:30
会場:茶室広間
申込み:11月2日(土)9:00~、先着40名
2 当館学芸員による展示解説
日時:12月1日(日)14:00~14:20
会場:企画展示室
申込み:不要、直接会場へお越しください
3 開館10周年 シンポジウム「利晶の杜で知る近世都市の魅力」
日時:令和7年1月12日(日)14:00~16:00
会場:2階講座室
登壇者:摂泉堺郷土史研究所長 吉田 豊氏
元大阪公立大学准教授 岡田 光代氏
堺市学芸員 矢内《やない》 一磨
申込み:12月10日(火)9:00~、先着40名
いずれも参加費無料 ※展示観覧券が必要です
予約サイトまたはお電話にてお申込みください。
予約サイト[レゼルバ]電話:072-260-4386
〔予約サイトの二次元コードがあります。〕
さかい利晶の杜 Sakai Plaza of Rikyu and Akiko
千利休茶の湯館 茶の湯体験施設 与謝野晶子記念館 観光案内展示室
〔さかい利晶の杜の文字の前に正方形のロゴマークがあります。四角の中にアルファベット大文字でSAKAI RISHO NO MORIと書いてあります。〕
〒590-0958 大阪府堺市堺区宿院町西2丁1-1
電話:072-260-4386 FAX:072-260-4725
WEB https://www.sakai-rishonomori.com/〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット サカイ エスエーケーエーアイ ハイフン リショウノモリ アールアイエスエイチオーエヌオーエムオーアールアイ ドット シーオーエム スラッシュ》
〔二次元コードがあります。〕
以上で「企画展「近世堺の豪商 米屋甚兵衛の家業と文化」」を終わります。
製作 堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 テキスト化堺
製作完了 2024年12月